受験生も運動すべき5つの理由
前回の記事の続きです。
予備校の授業でたびたび生徒に伝えていることが、
「受験生も運動すべき」ということ。
「受験が終わってからします!」
「そんな All or Nothingで考えないでください」
運動をすることで、
①結果を出すという成功体験がつかめる
②受験必須能力(忍耐力・自制心・計画性・持続性)が身につく
③悩み・不安の解消
④集中力アップ/学力向上
というメリットがあるんです。
一つひとつ見ていきましょう。
①結果を出すという成功体験がつかめる
受験勉強の初期段階では、なかなか思うように結果が出ません。
しかし、筋トレは比較的早く結果にあらわれます。
「やればできる」という小さな成功体験をつかみやすく、やる気アップ・モチベーション維持につながります。
受験勉強と並行していくことで、同じようにコツコツやる大切さを実感できるようになります。
②受験必須能力(忍耐力・自制心・計画性・持続性)が身につく
筋トレをすることで、「結果が出るまでにはある程度の時間は必要である」という当たり前のことが実感できるようになります(←ジム入会者の大半がそれに耐えられず、3か月以内に辞めていくそうです。淡い期待からくるのでしょう)
結果を出すには自らをコントロールできる自制心も必要です。あれもこれもと自分の欲望のまま食べていては、痩せるはずもありません。誘惑を断ち切る自制心・うまく付き合っていく術を学ぶことは必須能力。
そして適切なタイミングで食事をとり、十分な睡眠をとり、週2~3回トレーニングをするためには、計画性が欠かせません。
もし私が就活生を面接する人事ならば、
筋肉ムキムキのラグビー経験者を採用します!
なぜなら筋肉ムキムキであることは、
①食事や身体に対する知識が豊富で健康的
②勤勉・努力できることの証明になる
③運動によるストレス発散能力がある
④気持ちがポジティブ&性格がサッパリしていて一緒に仕事がしやすい
ハッキリ言って、TOEIC900点以上の価値あり(笑)
これら、ぜんぶ受験生の必須能力。
③悩み・不安の解消
受験生だけでなく、我々大人も、日々ストレスを感じながら生活しています。
しかしその悩みが「本当に深刻なことなのか?」と突き詰めると、悩みの97%はただの思い込み・自分で増幅させているだけという結果があります。ストレスとうまく付き合っていくためにも、運動は欠かせません。
生物担当の吉村先生に聞いたところ、
専門的な説明をすると、これはコルチゾールの効果ですね。
コルチゾールとは、副腎皮質から分泌されるホルモンの一つです。高校生にとっては副腎皮質から分泌されるホルモンといえば、糖質コルチコイドや鉱質コルチコイドですね。
別名「ストレスホルモン」。過剰なストレスを受け続けるとコルチゾールの分泌が慢性的に高くなります。コルチゾールにさらされ続けると記憶や学習に関わる海馬や抽象的思考や分析的思考を行う場所である前頭葉が委縮し、うつ症状を引き起こすと言われています。
受験も後半になれば、気持ちとの戦い。規則的な学習のためにも運動を
筋トレ(有酸素運動)をすると、脳からBDNF(脳由来神経栄養因子)が出ます。
BDNFは脳細胞を守ったり、その成長を促進したり、脳の細胞間のつながりを強化し、学習力や記憶力を高める仕事をしています。
「肌感覚ではわかっていたけど、やっぱり学習にも効果あったんですね!」
結論。筋トレ最強
コメント
コメントを投稿